割引クーポンがサロンにもたらすモノ
おはようございます!fbiです。
忘年会のシーズンですが、実はアルコールが全くダメなので、もっぱら喰い専門で参加しています。
先日も若いスタッフが、
「fbiさんは・・・“お酒”ダメですよね、えぇっとたしか“生魚”もダメでしたよね。・・・、ええっと、“辛い料理”もダメで・・・、あと何かダメでしたっけ?」
と、まるで人格不適合者を診断するかのようなカウンセリングで、忘年会幹事としてお店選びの情報を収集してくれました。
手間の掛かる大人でゴメン・・・
さてこのように、忘年会に関わらず新年会や歓送迎会などを行う際のお店選びで活躍するのが、フリーペーパーやWEBサイトに掲載されている割引クーポンです。
最近ではあたりまえとなった割引クーポンですが、我々の美容業界でも利用率は非常に高いものとなっております。
消費者はお店選びをする際に、クーポンが有るか?無いか?で店を決めると言います。
クーポンを利用する側からすれば、少しでも安くサービスを利用できるのであれば、そのお店を探すのは当然ですもんね。
しかし、こちら側・・つまりサロン側からすると少々複雑な気持ちになります。
「なぜ、飲食店や美容室はクーポン客に嫌な塩対応してくるのか?」
というスレッドが、“とある掲示版サイト”に書き込みされていました。
さらに、これに反応しての共感コメントが数百と凄まじい勢いで書き込まれていました(笑)
「“今はそのサービスは中止してまして・・・”とか言うなら、クーポンに載せるな!」
「“土、日も利用可”って書いてあるから予約しようと思ったのに、クーポン使うっていったら急に“予約いっぱいです”ってどういうこと?」
「有名スタイリストとか、賞を受賞したとか、大げさに宣伝しておきながら、クーポン利用客は美容学校卒業したてのアシスタントのカットモデルとして利用される扱い」
「“クーポンの内容にミスがありまして”って、こういうのって載せるまえに確認しないの?しかもこれ言われたの3回目だし」
正直、スゴイな・・と。
不満の声がバズってます。
なぜこのような不満があがってしまうのでしょうか?
クーポンを利用するお客様は、“クーポンサイトに掲載されているお店の中からこの店を選んで来た”という心理的に上位に立った考えが深層にあります。
すると、「安くサービスを利用している」という前提条件は希薄となり、もし満足できない結果であっても「別にこの店にこだわらなくても他にたくさんある」と簡単に考えてしまうケースが見られます。
事実、クーポンを利用する方へのアンケートでは、掲載店舗の中から店を選ぶ基準として
1位:クーポン内容
2位:場所(駅からの距離など)
3位:価格
といったものが上位を圧倒的に占めています。
クーポン利用客にとっては、お店の雰囲気やスタッフの対応力、こだわりのメニューなどは選考基準には入らないですね。
逆に、クーポンを利用しないお客様はこのような“雰囲気”や“スタッフ教育”、“お店のこだわり”などをとても重視した店選びをします。
サロンにとっても、後者のお客様が来ていただける方がもちろん良いわけですから、クーポン販促は非常に矛盾した取り組みとなっています。
では、なぜ世の中の多くのサロンはクーポン販促を行ってしまうおでしょうか?
はい、今回はここまで!
次回は「クーポン販促の目的」についてお話します。
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