生鮮食品が買える「Amazonフレッシュ」!? しかも今日届くという鬼の所業
おはようございます。fbiです。
通販最大手「Amazon」がついに、「食」へのサービス拡充に本気になりましたね。今回はその件について・・。
「アマゾンが生鮮配送 21日からまず都内6区で」
>アマゾンジャパン(東京・目黒)は21日、野菜や果物、鮮魚といった生鮮食品の配送サービスを都内で始める。アマゾンのサイトやアプリで注文を受け付け、最短4時間で自宅や職場などに届ける。購入できる食料品は飲料などと合わせ1万7000点以上。キッチン用品や日用品なども含め合計10万点以上をそろえる。通常のネット通販以外に取扱商品を広げ、日常的に利用する会員を増やしたい考え。
いやぁ、すごい時代になりましたね。
なんでもネットで買う世の中でも、なかなかEコマース(EC)化が進まない生鮮食品。
日本の食品のEC化率は2%程度と他のカテゴリーに比べて低く、中でも生鮮食品は多くの人がネットではなく店頭で購入しているそうです。
世界的にみても、生食文化が根付いている日本は、「品質や鮮度が気になる」という声が多く、普及の足枷になっているみたいですね。
そんな生鮮食品のECに真正面から取り組むべく、4月からスタートしたアマゾンの「Amazonフレッシュ」。
すでにアメリカやイギリスではサービス提供がされており、需要と供給のどちらも増え続けているみたいです。ちなみに、日本は次いで3番目の開始となるようです。
いろいろ、注目されている「Amazonフレッシュ」ですが、個人的にピックアップしたいサービスの一つに、「鮮度保証プログラム」があります。
これは、サイト内で週に2回開催する「新鮮市」では契約農家から仕入れた野菜、その日の朝に築地で加工された鮮魚なども扱い、ユーザーが届いた商品の鮮度に満足できない場合は代金を返金するというもの。
消費者へのサービス向上を極限まで高めたサービスのひとつだとは思います・・・。
「Amazon」は現在の国内物流事情を知っているのか疑問?
しかし、この「Amazonフレッシュ」という仕組み、物流は大丈夫なのでしょうか?
配送に関しては、朝8時から夜12時まで、2時間ごとに設定されている配送枠を指定でき、午前中に注文すれば、当日16時以降の配送にも対応、最短で注文から4時間後に商品を受け取ることも可能となるらしいです。
最近になって、業界全体の人手不足から配送業者への時間指定は受付が厳しくなっています。法人契約していても、時間指定で出荷を希望しても、できない事はできないとはっきり断られるようになりました。
消費期限が圧倒的に短い生鮮食品を扱う上で、お届け時間の指定は生命線になるだろうと考えられます。
これまで、ECの普及に伴い“こういうようなサービス向上”のしわ寄せは、配送現場が負担を負ってきました。
そのツケが、業界に深刻な人手不足という状態を生み出してしまいました。
この件も、消費者にとっては嬉しいサービスでも、物流の現場にとってはさらに過酷な現状を生むだけにならないか心配です。
さらにそのしわ寄せは、我々のような末端の流通業者にも少なからずとも影響があることも、Amazonさんはもちろん気にもしないのでしょう。
美容商材を扱う我々美容ディーラーでも、メーカーからサロンさまへ、サロンさまからお客さまへ、できうる限り最速最短で商品をお届けできる仕組みづくりを構築してきました。
世の中の物流事情が変化する中でも、圧倒的な量とスピードで流行の美容商品は生れ、同じ数だけ忘れられていきます。
ネット通販の大手が満を持してスタートさせた新事業は日本人の購買行動を変えるのでしょうか。
美容業界としても成り行きを見守っていきたいです。
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