パーソナルマーケットの上流を握る①「ZOZOSUIT」編
おはようございます!fbiです。
わたくしごとですが、最近自分の体型が“ややぽっちゃり系”なんだと気付きました。
きっかけは、ブラックフライデーに湧くユニクロにて「この服の8Lサイズってありますか?」と聞いたら
「8L?・・・“8”ですか?」
と、数字の部分を2度確認されたからです。
このように体型はもちろん体質など、特定の悩みを抱える人は、その悩みの大小にかかわらず多いと思います。
今回はそんな人たちにむけた「パーソナルマーケット」について
少し前になりますが、通販アパレル大手の「ZOZOTOWN」が、
“服が人に合わせる時代へ”というフレーズで、「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」なるものをリリースいたしました。
これは、伸縮センサーを内蔵されたトップスとボトムスに分かれるボディスーツで、着用した状態でスマートフォンと通信接続すると、体のあらゆる箇所の寸法を瞬時に測ることができるもので、
寸法データはZOZOTOWNのアプリに保存され、自身のサイズを確認できるほか、ZOZOTOWNで買い物する際にはサイズに合った商品が紹介されるようになるとのこと。
こりゃ、近未来感がハンパないな(笑)
「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長いわく、
「圧倒的な速度で世界中に配りまくり、体重計や体温計のように一家に一台の存在にする。世界中のお客様の体型を最も知り尽くした企業となり、データを元にひとりひとりにピッタリの服を提供する」
の通り、現在専用WEBサイトでは「ZOZOTOWN」会員登録さえあれば無料で手に入れることができる。
もちろん、少しぽっちゃり系(8L)の私も恐る恐るオーダーを試みたのだが、8LどころではないZOZOSUITのサイズ展開ですんなり注文は通り、それどころか「まだまだいけるな・・」と 安堵 驚いた。
上限数を決めない無料配布という思い切った取り組みの裏には、明らかにその先にある自社PBブランドへの顧客囲い込みが戦略化されており、そして近くアパレルマーケットに大きく投資をするとして宣言している「AMAZON」に対する戦略的対抗であることがうかがい知れる。
正確な情報によってニーズを満たす「パーソナルマーケット」
もともとアパレルを販売するECサイトでは、既存のS、M、Lに合わない人には買ってもらえないという課題があった。
店舗とは違い、試着はできない上、スタッフによる着こなしなどのアドバイスもECでは望めないからだ。
お客さまの満足度を上げるためには、サイジングはとても重要であり、顧客データを蓄積することでリピーターへの囲い込みが可能になる。
これまで洋服は、作り手側が思ったものを作り、店に卸して、それを私たちが買うというモデルだった。それが今、卸や店舗を挟まずに直接届けるという「DtoC=Direct to Consumer」のモデルが流行っている。
その証拠に男性用シャツのカスタムオーダーのサービスなどはリピーターになる人はすごく多い。
ただ、一番のネックは、お客様のサイズを知るために測りに行ったり、期間限定の店舗を立ち上げて計測したりと、サイズ測定の部分でコストがかかること。
それがこのZOZOSUITだと解決できるようになっていくのだ。
率直にこれは革命だと思った。
今後、均一化された既製品ではなく、本来のニーズとして“その人のためのもの”が当たり前のように流通をし始める。
まさに「パーソナルマーケット」の上流をどこの企業が握るのかという戦いが始まったたのではないだろうか。
今回は美容とあまり関係ないお話でしたが、次回は、美容業界でも「パーソナルマーケット」に参入してきた企業のお話をちゃんと紹介しますね♪
実は「パーソナル」商材もしっかりと扱っているサイトはコチラ→
http://www.order.vi-gene.co.jp/ecshop/shopping/a04020102/iid/7350100020/