美容領域における2018年トレンド予想
おはようございます。fbiです。
2017年もいよいよ終わりですね。今年もいろいろありましたが、来年はどうなるのでしょうか?
先日、リクルートホールディングスから、「美容」、「アルバイト・パート」、「人材派遣」、「社会人学習」、「人材マネジメント」、「飲食」、「婚活」、「住まい」の8領域における2018年のトレンド予測とトレンドを表すキーワードが発表されました。
個人的には、なぜこの8つなのかという疑問は深まるばかりなのですが、唯一「美容」というキーワードのみにだけ興味が魅かれたので、拝見させていただきました。
あくまで、リクルートいわくですが、“美容領域”において2018年のトレンドは
「来るスマ美容師」
だと言います。
さてさて、「来るスマ美容師」とは?
“いくつになっても、美容室にいくのが困難になってもおしゃれを楽しみたい…そんな高齢者がいる場所に「スマイルを届けに来る美容師」が増加の兆し!”
10代~20代の頃からおしゃれを楽しんできた世代が今や高齢者となり、その人数は今後加速している。
今までのようにオシャレを楽しみたいという“美”への欲求は、いくつになっても不変なもののひとつだ。
とくに、高齢者ともなるとそれが、人に会いたい気持ちや生きがいにもつながるのではないだろうか?
一方で、美容業界はサロン数が増え続け、人口減少とともに競争がますます激化している。
サービス拡充によるサロンの差別化、美容師の働き方の多様化など変化が出始めている。
私がよく知る美容室も、かれこれ5年ほど前から身体の不自由な方や、高齢者のご自宅まで伺う「訪問美容」に取り組んでいる。
創業27年のその美容室は、地域に密着したファミリーサロンで、娘やその母親、そしておばあちゃんにいたる親子3代にわたって、愛され通い続けられている。
しかし、近年ではそんな馴染のお客さまも高齢化が進み、お店に足を運べない方も増えてきたという。
そこで、サロンオーナーが考えたのが、美容師を家の近くまで派遣する「訪問美容」というスタイルだった。
もともと、ボランティアの一環として老人ホームや孤児院、児童施設などに美容師を派遣していたこともあり、設備が整ったサロンではなく、出張先でも美容施術ができる技術を培ってきた。
しかし、「訪問美容」を始めると、高齢者の中から「白髪を染めたい」「パーマをあてて髪にボリュームを出したい」という要望が出るようになり、“美”の要望に対して技術だけでは乗り越えられない高いカベを感じるようになる。
そこで考えたのが、大型車両にシャンプー台や大型のミラーを備え付け、車いすのまま乗り込むことができる美容車両の導入だった。
さらに、専属の美容師には介護職員初任者研修課程を修了させ、介護や補助が必要な高齢者にも施術応対できるようにした。
「家族以外の人とおしゃべりするのが楽しい」
「身支度を整えると、心が前向きになる」
と、利用者は一様に喜びの声が多い。
変えたのは高齢者だけではなかった、その家族にも良い影響が出始める。
身体の不自由な身内をフォローする家族は、それ相応の負担も掛かる。しかし、きれいになり笑顔が戻った家族をみると、やはり嬉しいものなのだ。
多くの方を笑顔にする取り組みは、いまでは行政を巻き込み地域とも連動する事業展開にまで発展することになる。
「カリスマ美容師」から「来るスマ美容師」の時代へ。
2018年は、介護保険制度改正、介護報酬改定の年。
美容室にいくのが困難な高齢者により良い美容サービスを提供する、「自宅や施設にスマイルを届けに来てくれる美容師」が、今後ますます増えていくだろう。
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