2018年トレンドワード「レイヤード美容」
おはようございます!fbiです。
これくらいの季節となると、各メディアで2018年トレンド予想が発表され始めますね。
以前も、リクルートが発表した「美容領域における2018年トレンド予想」に対して思うところを書かせていただきました。
今回はコスメという枠組みでの2018年トレンド予想をご紹介したいと思います。
さて、みなさんは
「レイヤード美容」という言葉を知っていますか?
「レイヤー」とは“層”という意味があり、コンピューターの世界では画像などのグラフィックを重ねて表示させる機能として使われる言葉です。また、ヘアスタイルにおける「レイヤー」も毛先に段差を付けて重ねられたように見せる髪型として呼ばれたりしています。
女性向けエンタメ&ライフスタイルニュースサイトが発表した【美容】に関する2018年ヒット予測として、この「レイヤード美容」がヒットすると紹介されていました。
「レイヤード美容」とは、そのまま“重ねる”“美容”という解釈となるわけなんですが・・・。はたしてどんな美容法なのでしょうか?
加速する高機能化粧品
2017年から引き続き、2018年もスキンケアアイテムの高機能化は止まらないどころか、益々促進するのではないかと予想されます。
これは、高機能なスキンケア=エイジングケアというイメージは払拭され、エイジングサインが現れる前に予防するというファーストエイジングという考え方が若年層にも拡がり、高機能コスメの需要が高まっているからです。
ハイブランド「Dior」は、ファーストエイジングに着目した新スキンケア プログラム「カプチュール ユース」を発表し、肌タイプに合わせて選べる美容液で、エイジングサインが現れる前にケアし、肌をサポートするという機能が、2018年1月1日の発売を前にすでに多くの話題を呼んでいます。
さらに、ただ「キレイになりたい」という目的で選ぶのではなく、自分が抱えているコンプレックスから逆算してアイテムを選ぶ傾向が顕著になることで、オールマイティなアイテムよりも、肌の悩みや目的にピンポイントで応えてくれるアイテムが求められるようになります。
それにより、美容液やクリームなど、スキンケアアイテムはそれぞれ単体で使うという概念はなくなり、気になる悩みに合ったアイテムを複数、あるいは重ねて使用する“レイヤード美容”が定番化が進んでいくものと考えられます。
肌に欲しい機能を備えたアイテムを自由にレイヤードして、肌悩みを一網打尽に。
最先端のサイエンスの粋が詰まったアイテムが大手化粧品メーカーなどから続々と発表され、2018年も美容の進化に期待が高まるのは間違いないでしょう。
それでは、プロフェショナル市場はどうなのでしょうか?
実はエステサロンでもこれまで、表現方法は違いますが「レイヤード美容」を推奨してきました。
お客様の肌の状態や、お悩み、女性ホルモンなどのコンディションに併せたカウンセリングを行うことで、お客様毎にピンポイントで商品をご提案するなかで、基礎スキンケアがもつ
①落とす
②与える
③守る
④補う
の基本概念でプロフェッショナル化粧品をライン使いを実直に販売してしました。
そして2018年は、近年の幹細胞化粧品の流れから、
IPS細胞などに代表される再生医療に用いられる幹細胞培養技術や組織再構成技術を用いたコスメの開発が次のステージに進み、皮膚やその付属器官の再生や生体内反応、制御機構などを応用した次世代型化粧品が登場するのではないかと期待しています。
化粧品業界が抱えるパブリック市場とプロフェッショナル市場は、お互いのマーケットを刺激し合いながら、時代のニーズと融合して新たなトレンドを形成していくことでしょう。
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