サロンが割引クーポン販促を実施するワケ
おはようございます!fbiです。
昨年の暮れに書いたブログで、がっつり人間不適合者の烙印を自分で押した感が否めなず、正月にちょっぴりストレス太りした今日この頃です。
さて、以前よりずっと書きたかったクーポンについての話でしたが、あまりに反響が無さすぎて続きを書くかどうか迷いましたが、中途半端で終わるのもどうかと思うので、後篇を書きたいと思います。
まぁ、ゴッホのように、私が死んだ後々に評価されるかもしれませんからね(笑)
さて、サロン販促として使われるクーポンによる集客ですが、前回の記述のように、やりようにっては悪い評判となるケースもあります。
そもそもサロン側としては、なぜクーポン販促を行うのでしょうか?
業界が抱える悩みに忍び寄る悪魔のささやき
飲食店も美容院も過剰供給の為どこも客不足で売り上げ不足です。
そこで、多少の損は出しても次回を期待してクーポンを発行して集客に力を入れました。
最初はそれでも、かろうじてプラスになったりもしたものですが、同じ事を他社もやりだしたら、さらに値引きや、セット割をしないと集客ができなくなり、しまいには原価割れするようなメニューを作るところまで出てきました。
ホット○ッパーなどのクーポンの媒体を作ってるところは、
「最初は赤字覚悟でも次以降で回収ですよ!」
なんて無責任な事を言うわけです。
技術や味に自信がある経営者ほど「じゃあ数ヵ月後にはクーポンを出さなくても大丈夫になるかな」と考えちゃうのでしょうかね
しかし、現場の人間は少し違います。
たとえば、美容室の場合。
美容師は、個人売り上げが給料に直結するため、同じ時間にどれだけお客様を捌くのかによってかなり給料に差が出る仕組みになっています。
クーポンの再来率は平均すると20%以下と言われてますので、(一般的な新規客の再来率は50%くらいと言われてるそうです)次回来店確率の低いクーポンの客はなるべくやりたく無いと言うのが現場の正直なところでしょう。
しかし経営者としては、暇な時間にする事が無くても給料は払わないといけませんので、だったらタダ同然でも担当してもらって僅かな確率でも再来する可能性が0やマイナスじゃない限り仕事をしてくれればと思ってしまいます。
裏を返せば暇な時間が少なければ、わざわざそんな割引なんてしてまで新規客なんて取り込もう何て思わないわけです。
一流のプロは自分をわざわざ安売りしてません。
自分の技術を感性を磨くのは自分を高く売る為であって、安売りする為に努力するなんておかしな話ですもんね。
言ってみればクーポンで安売りしている美容院は、クーポンに頼ってないと集客ができないサロンという見え方になってしまうという事なんです。
そもそも、クーポンの仕組み自体がおかしいのでは?
ほとんどの場合、このようなクーポンのほとんどは、
「新規の方に限り」
となっています。
そもそも、常連客より新規に優遇をしているという点がすでにおかしいんではないかと昔から思っています(笑)
お店を支えてるのは常連なのに常連には何のサービスも無いじゃそのうち常連にも逃げられお店は潰れるでしょう。
しかも、クーポン媒体に掲載する為には割引だけでなく高い掲載料を支払わなければいけません。
ネット予約の場合だと、さらに成功報酬まで請求されます。
利益を削った上、経費まで支払い、集客できたらできたで報酬まで払わなくてはいけない販促なんて、ほんとどうかしてるぜ!って声を大にして言いたい(笑)
いったい何処が儲かる制度なんでしょうか?
もし、あなたがサロン経営者で、クーポン販促をさせれていて、ここまでの話で少しでも共感できる部分がありましたら、一度考え直してみるのもいいのかもしれません。
「掲載を辞めたら、ただでさえ少ない新規集客がゼロになってしまうんじゃないか・・・」
「このあたりのお店は全部、クーポン販促やってるからウチだけやらないワケにはいかないし・・・」
などの“クーポン依存症”は、大体の場合まやかしです!
本当の繁盛店ほどクーポン販促はしてない事を、一度冷静になって考えてみるのもいいかもしれません。
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