化粧品のPBはアリか?ナシか?~前篇~
おはようございます!fbiです。
先日、近所のスーパーの試食コーナーで、いかにもベテランな空気感(オーラ)を纏った50代のおばさまに、わりと入店したてくらいの時点でロックオンされた、見た目ぽっちゃりなおっさんです。
ベテランおばちゃん「凄くぅ~美味しいですよ~。是非!、食べてください。是非!是非~!!」
“大砂嵐”並みの推しの強さに、出会いがしらにもかかわらずがっつり寄り切られ、
ポッチャリおっさん「ほんとだぁ~、すごくおいしい~(棒読み)・・・じゃぁ、ありがとう!」
と、足早に立ち去ろうと試みましたが、
ベテランおばちゃん「あっ、チョットマッテ!これねぇ、●●っていうメーカーのPB商品なのっ!だから美味しいのっ!味は保証ョ~、一流メーカーだから!ど~ぉ?お・ひ・と・つ?」
ポッチャリおっさん「・・・、・・・。」
ベテランおばちゃん「それとねぇ、いまならキャンペーンで××さん(某人気タレントさん)のクリアファイルプレゼントしてるからっ!お得よぉ~絶対!」
ポッチャリおっさん「・・・んじゃぁ、“おひとつ”」
ベテランおばちゃん「えぇ!ほんとぉ?ありがと~ぅ!!」
「えぇ!ほんとぉ?」じゃぁねぇよ!
そんだけ推しておいて!
と、何が言いたいかといえば、最近はスーパーやホームセンターなどの量販店などにも、大量のPB商品(プライベートブランド)が増えてきて、自社商品に注力した売り場作りに変わってきているということ。
ここ数年の中で、PB商品は本当に増えたと思います。
PB商品に対する抵抗感が少なくなり、
「家計が助かる」
「消耗品はPBに切り替えた」
「もっとPBのラインナップを増やしてほしい」
という声が増えてきています。
これは、日常的に消費するもので、ある程度の経済性が求められるカテゴリーや、その時々でバラエティを楽しむカテゴリーは、消費者の求める水準を満たしていれば、比較的PBが選ばれやすくなったのではないでしょうか。
しかしその一方で、
「PBを使う商品は、ある程度選ぶ」
という声もまだまだ多く、特に化粧品などは食品に比べ、品定めが慎重になっている気がします。
そもそも日本人は、安全性や明確な効果が期待されるカテゴリーや、嗜好性が高く味の微妙な違いを識別されやすいカテゴリーでは、有力NBを好む傾向が強いのだと思います。
こうした、PBに対する消費者思考の変化は、売り場の作り方によるものも大きいのではないでしょか。
コンビニや大手スーパーでは、PB商品のブランディングを前面に打ち出した売り場により、購入シェアを着実にのばしています。
各社、食品先行型で展開をしていますが、徐々に生活消耗品にもPBライナップを広げていくでしょう。
では、化粧品におけるPBはアリなのでしょうか?それともナシなのでしょうか?
先に書いた通り、まだまだ趣向品に関してのPB抵抗感はあるものの、商品特性における用途や効果成分などを絞り込むことで、価格面でのお手軽感を上手に演出しています。
高級品からのブランドチェンジは無いとは思いますが、ラベルで化粧品選びをしていない客層に対しては、PB展開も十分にアリなのだと思います。
勝機を握るとするならば、それは販促の違いだと思います。
次回は、「化粧品のPBはアリか?ナシか?」の後篇ということで、PB販促についてお話しますね
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