経営者から店長への価値観の共有って難しい?
サロン経営していく中で、「目標」を立てることはとても大切です。
そして同じくらい、その「目標」を「誰が」「どうやって取り組むのか」を設計することもとても重要です。
「前年の〇〇〇%UP」だとか「個人目標〇〇〇万円」など、どんな目標をたてるのか、
若手のスタッフからベテランスタッフなどのチームメンバーごとのスキルうあキャリアの違い、
時には経営者自らがプレイヤーとして会社の売上を牽引している場合もあるでしょう。
より高い目標を立て、それを達成しようとするならば、仲間の存在は必要です。
チーム一丸となって「目標」を達成することにこだわることで、リーダーである店長はチームメンバーことを気遣い、真剣にお客様と向き合い続けていきます。
高い目標ほど、達成するにはめちゃくちゃシンドイ思いをするけど、
やりきって、結果を出した人にしか感じることのできないあの達成感は格別です。
逆に、中途半端な目標は、精一杯やったとような感じがするだけで、疑似的達成感しか残りません。
“FAKE”では、逆に虚しさが残るし、
「やってる風」ほど意味が無いことはないと思います。
それは自分が一番わかってるし、
でも、変わる勇気がない人はなかなかこの自分自身への嘘を受け入れず、
また中途半端な目標で満足してしまう。
だからずっと“FAKE”が続いてしまう。
“REAL”こそ全てなのに。
だからこそ、組織作りのはじめの1人、つまり店長は特に重要となるのです。
同じ方向を向けるチーム構成ができるかは、リーダーである店長次第といっても過言ではないと私は思います。
経営者が現場に出ない場合、店舗における最高責任者は「店長」なのは言うまでもありません。
この場合大事なのは、“やり方”を押し付けてはいけません。
経営者は、店長としての”あり方”や、”価値観”だけ共有しましょう。
任せきるだけの想いの共有が必要
経営者が店舗の事であれこれ言うのであれば、店長の役割は何でしょう?
経営者は、会社の未来の事をクリエイトしていくことが仕事です。
もちろん現場を預かる店長さん達のフォローも大事な仕事でもあります。
でも、あくまでそこはフォロー。
なんども言いますが、最前線での指揮官は店長です。
これまで数多くのサロンで、さまざまな店長を見てまいりましたが、
店長が優秀なら必ずいいお店になります。
その店長を育成するのは、経営者の最も重要な仕事の一つです。
でも「人材」はそんなに簡単には育ちません。
時間がかかります。
だからこそ、共に居られる時間を大切にして、価値観を共有しなくてならないと思います。
例えば、
まだ規模が小さい時から、まずは一番身近な1人のスタッフに経営者としての価値観を納得してくれるまで共有します。
するとその共感してくれたスタッフが次のスタッフへ共有してくれるようになります。
そしてまたその次も、また次も。
そうやってチームが出来上がっていくのす。
それは1年や2年では無理な話。
場合によっては、5年、10年とそこそこ時間はかかるかもしれません。
結婚して時短でしか働けなくなっても、
子供ができて数日しか働けなくなっても、
経営者の価値観を共有してくれるメンバーを本当に大切にしてください。
そんなに簡単に人は育たないのだから。
大切なのは、結果に繋げること。
長く働く事ではありません。
結果を出すために必要な優秀なリーダー。
そこにフルタイムか否かは極論どちらでも良い話。
要は店舗の最高責任者としての役割をしっかりと果たしてくれればそれで良しだと信じる事です。
そのために必要な価値観の共有につきます。
やり方はその次の話。
その想いが正しい形で継承されていけば、価値観を共有できる次世代のリーダーも健全に育っていきますよ。
店長は経営者の鏡なのだから。
でわでわ。