CBDって何? part 1
近年、さまざまな健康効果を持つ成分として、cbdが注目されています。
美容業界でも、オイルやサプリ、クリームなど美容成分が含まれるものが登場し、少しづつではありますが認知されつつあります。
しかしながら、世界に比べまだまだ日本国にではCBDについての認知度は低く、そもそもCBDとはどんなものなのかを正しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
改めてですが、CBDとは何かをご紹介していきます。
①CBDとは
cbdとは「Cannabidiol(カンナビジオール)」の略で、大麻に含まれる成分の事で、厳密には大麻草の成熟した茎や種子から抽出される成分を指します。
皆さん知っての通り日本では、大麻の使用は大麻取締法によって禁止されています。
しかしながら、cbdを利用しても大麻取締法に抵触しません。ここの部分の認識が曖昧なので、多くの方は知ってはいるけどCBD商品を使いづらくさせている原因となっています。
cbdには大麻が持つ麻薬成分は含まれないため、合法的に使用できます。cbdの使用が合法であることは、大麻取締法のなかにも根拠があります。大麻取締法の第1条には次のような規定があるためです。
「ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く)、並びに大麻草の種子及びその製品を除く。」
出典:厚生労働省【・大麻取締法(◆昭和23年07月10日法律第124号)】
cbdは大麻草の成熟した茎などから抽出されるため、大麻取締法が規定する「大麻」にはあたりません。
「大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しませんが、当該製品を輸入する前に、麻薬取締部においてその該否を確認しております。」
出典:厚生労働省【・CBD(カンナビジオール)を含有する製品について】https://www.ncd.mhlw.go.jp/cbd.html
特に日本で販売されているcbdは、原則として厚生労働省の認可を受けたものです。よって、cbdを含む製品を利用したとしても、大麻取締法に抵触することはありません。
② CBDの安全性
日本ではまだ認知度の低いCBDですが、WHOも安全性を認めており、欧米諸国を中心に、オイル、ペースト、化粧品や食べ物など、あらゆる形状、形態に加工された製品が販売されており、手軽に手に入れることが出来ます。
cbdの安全性は、世界ドーピング協会も認証しておりドーピング薬物規制対象から除外されています。
そのため近年では、プロのアスリートや海外セレブの使用も相まって、次世代の栄養成分としての注目を集めています。
もちろん、cbdには麻薬のような依存性・乱用性はありません。
③ cbdとthcの違い
CBDとともによく耳にするのがTHCです。THCとはCBDと同じく大麻の成分の1つで、正式には「Tetrahydrocannabinol(テトラヒドロカンナビノール)」といいます。
THCとCBDの大きな違いは合法性です。
CBDは合法的に利用できる成分であるのに対し、THCの使用は違法とされています。
THCの使用が違法とされている理由は、中毒作用があるためです。
THCの具体的な中毒作用は次の通りです。
・酩酊状態
・多幸感
・幻覚・幻聴
THCには、気分を興奮させる効果があります。適切に使用すれば鎮痛薬などになりますが、一方で心身への副作用が大きいとされています。そのため、THCは日本をはじめ多くの国で使用が規制されています。