ホームページに「おもてなし」という言葉を使わない方が良い理由
おはようございます!fbiです。
よく、一流ホテルマンやコンシェルジュ、身近なところではディズニーランドのキャストのみなさんなど、接客・接遇における「もてなし」の技術の高さは、出版物やメディアでも取り上げられておりますよね。
いやいや皆さん!もっと身近なところで最高の「もてなし」技術を受けてるんですよ。
それは、美容室やエステサロンです。
私は、日本のサロンの美容師やエステティシャンが提供する“ホスピタリティ”は、最高だと常々思っています。
ちなみに、“ホスピタリティ”とは接客・接遇の場面だけで発揮されるものではなく、人と人、人とモノ、人と社会、人と自然などの関わりにおいて具現化されるものです。
狭義の定義では、人が人に対して行なういわゆる「もてなし」の行動や考え方について触れていて、これは接客・接遇の場面でも使われることとされています。
以前より、日本の「もてなし」は海外より注目を集めていましたが、最近では
“Secret Tour Inside Japanese Communication Culture “
いわば「ジャパニーズコミュニケーション」として、コミニケーション分野でも確立されてきております。
昔でいえば、「わび」「さび」・・。
現代では、「気遣い」「へりくだる」「空気を読む」「あいまい」など、日本の特徴的コミュニケーションは、日本人以外にはには無い独特な感情の機微には、相手の気持ちを察するという美学が込められています。
とある企業では、社内に努める外国人社員にこのような「ジャパニーズコミュニケーション」を用いた、社内研修を行っているそうですが、なかなか理解ができず苦戦しているようです。
外国人に「ジャパニーズコミュニケーション」が理解されにくいのには、「もてなし」の本質にヒミツのコードが隠されているからだと、私は思います。
どういうことかといえば、「もてなし」とは辞書にもある通り、“心をこめて客を接待すること”ですが「これがおもてなしですよ」とこれ見よがしに口に出していう言葉ではないということです。
口に出したとたん、それはもう「もてなし」にはならず、口にしないからこそ客に「もてなしの心」が伝わり、その「もてなしの心」が伝わるときに、客は主を「奥ゆかしい」と思うのです。
言わないことで心が伝わり、また相手もその心意気に感謝する
このような相手を察する美学は、日本人にとっては当たり前に感じることができても、外国人には「?」なのかもしれませんね。
美容に携わる“美の奉仕者”たちは、綺麗になりたいと願いご来店されるお客様に、誠心誠意のもてなしをすることで、外面だけでなく、内面まで美しくなっていただけるように接客をしています。
これ見よがしに、「当店はおもてなしの心で~」なんて野暮なことは言わず、伝わる「もてなしの心」で接遇していけるようにしていきましょう!