あなたにとって“働く理由”とは?
おはようございます!
fbiです。
いやぁ、夏休み終わりましたね・・。ようやく。
お子さんがいる家庭は、この“夏休みの終わり”には少なからず、
「あぁ、ようやく終わった。今年もがんばった、ワタシ」と思うのではないでしょうか(笑)
かくいう私も、小学生、中学生、高校生と3人の子供がおりまして、この夏も、なかなかのトライアスロンでした(汗)。
さて、サロンにおいて人材の育成は、
経営においてとても重要なポイントと言えます。
技術を売りにするサロンにおいて、スタッフが育つことは、そのまま売上げに直結します。
また、技術を持ったスタッフが辞めてしまっても、同じように売上げに直結します。
良い意味でも、悪い意味でも、経営に直結するスタッフの育成は、
「集客」と並ぶ、サロンのお悩み事として、多くご相談にあがります。
人材育成が巧く、レベルの高いスタッフが育っている、サロンオーナーさまに、
「どうやったら、そんなに人が育つんですか?」
と聞いてみたことがあります。
そのオーナーは、150名を越える従業員を雇用し、
美容室やネイルサロンなどを20店舗以上のサロン経営する方です。
答えを期待する私に、そのオーナーは
「あなたは、自分の部下だったり仲間の“働く理由”をどれだけ把握できてますか?」
と、逆質問をしてきました。
「えぇっと・・・」
面食らって、答えに困窮する私に、
「〇〇店のAさんは、将来自分のお店を持ちたいから」
「××店のBくんは、大好きな車を買うためだったのが、今は生まれてくる子供のため」
「▲△店のCさんは、旅行が好きで海外に行くために貯蓄しています」
「私は、全従業員ひとりひとりの“働く理由”を知っています。」
と、言い切りました。
正直、スゴイな。と。
“働く理由”
“生活のため”、“社会的地位向上のため”、“家族のため”、“自分の夢のため”などなど・・
働く人には、それぞれその人の数だけ“働く理由”があります。
“働く理由”は、ともすればその人にとっての“人生の最重要優先事項”に直結しています。
しかもそれは、立場や環境、時には感情によって変化していくものでもあります。
このオーナーは、それを全従業員分すべて把握しており、しかも変化した“働く理由”さえもちゃんと覚えているのです。
全員分を覚えていることもそうですが、私が驚いたのは、
共有しているのが“目標”や“夢”ではなく
“働く理由”という点。
あくまで個人的な考えですが、“目標”や“夢”って、正直キレイごとっていうか、
社長や上司から、目標とか夢とかって聞かれると、必要に以上に意識高めちゃって、ちょっと誇大しがちじゃないですか。
でも、“働く理由”って、なんかリアルで泥くさいっていうか、本音が出るですよね。きっと。
このオーナーは、それぞれスタッフの夢や目標をもちろん尊重した上で、
それに到達するまでの日々の労働にこそ寄り添い、スタッフに言葉を掛け続けています。
「お店を出すなら、あそこのエリアが狙い目だぞ」とか、
「子供は大きくなったか」とか、
「今度、海外に行こうと思うんだけど、どこがお勧めかな」
よもや幻想かのように、遠く高く掲げてしまいがちな“目標”や“夢”ではなく、
日々の血のにじむ泥臭い1日1日を積み重ねつづける“働く理由”を、
自分が働く会社のTOPが知ってくれているというのは、
その会社で働くスタッフにとっては、どんな気持ちなのだろうか。
自分のがんばりを認めて欲しい人
人は、自分のがんばりを認めて欲しい人をたったひとり選ぶとしたら誰にするのでしょうか?
何万人に愛されるような有名人でも、
どんなに世界的な偉業を達成た偉人でも
“その人”に認められなければ、なんの意味もないと思う人が
誰にでもひとりはいます。
仕事において考えるなら、自分自身の“働く理由”を知ってくれている人。
成功も、失敗も、叱咤激励し、そのうえで、がんばりを認めてくれる人。
「その人に認められたい」
その想いは、もう立派に“働く理由”なんじゃないでしょうか?
お話を聴いて、私はすごくすんなり納得できました。
参考になるかわかりませんが、もし人材育成に悩んでいる方がいましたら、
従業員の“働く理由”を聴いてみてはいかがでしょうか?
そして、その理由に少しだけ、寄り添ってみてください。
思いがけない、スタッフの本音がけるかもしれませんよ。
ちなみに、余談ですが・・・
これって、親子でも同じ事がいえるんですよね。
思春期までの子供は、親に認められたいっていう気持ちが特に強いみたいでよ。
参考まで♪
人材育成にお困りの方はコチラまで
→https://order.vi-gene.co.jp/ecshop/