化粧品のOEMとPBの違い~前篇~
おはようございます!fbiです。
先日、高校生の娘から
「“PB”や“OEM”って、その違いは何?」
という質問がありました。
どうやら、年ごろとなり化粧品に興味を持つなかで、自分が使っている商品がどんなものなのかという事に興味を持ったようです。
そう考えると、娘のような普通の人は“PB”や“OEM”という言葉は耳にすることはあっても、その違いまではわかっていないかもしれないなぁと感じました。
これは良いブログネタになると思いましたので、少しお話しますね。
さて、まず“PB”や“OEM”の違いを説明します。
OEMとは(Original Equipment Manufacturing)の略で、製造業者が他社ブランドの製品を製造する事を言います。
わかり易くいえば“他社製品を自社ブランドで販売する”ことを指します。
OEMのメリットはですが、OEMには、生産する側と生産を依頼する側が存在し、それぞれにメリットがあります。
生産する側は生産量を向上させる事が出来、製造コストも圧縮する事が出来ます。
一方、生産を依頼する側は、需要により生産量を柔軟に調整でき、在庫リスクを減らす事が出来、工場設備を持つ必要がない為、コスト削減につながります。
デメリットは、生産する側は自社ブランドの構築や育成が出来ない点であり、生産を依頼する側は自社の生産の技術力が蓄積出来ないという点です。
それに対して、PBとは(プライベートブランド)の略で、小売業者や卸売業者などの流通業者が独自に製品を生産し、名前やマークをつけて所有・管理するブランドの事です。
要するに、発売元が企画し、自分のブランドで販売する商品のことですね。
メリットは、自社で自由に商品の価格を決める事が可能で、低価格により納入できる為、コスト面で優位性があります。
また、独自販売の為、差別化も図ることが出来ます。
一方、デメリットは、コストを抑える為、大量生産する必要があるので、販売数を増やす必要があり、また、自社開発である為、知名度の点では優位性を持てません。
また、販売計画も自社で行う必要もありマーケティングが非常に難しいです。
化粧品で考えるとどうでしょう?
美容・化粧品のOEMとして発注すると、成分や容器、パッケージ等を依頼者のニーズに合わせたオーダーメイドで製造することができます。
どんな効果を期待し、どんな香りにするかなど、まさに開発からすべて依頼者の要望を叶えることができますが、こだわればこだわるほど、料金と完成までの時間は跳ね上がっていきます。
プロフェッショナル市場では、化粧品はOEM製造されるケースが多く、PB化粧品というのはあまり見かけません。
やはりPB化粧品と聞くとパブリック市場でしょうか。
はい、今回はここまで。
次回は「化粧品のOEMとPBの違い~前篇~」として、パブリック市場で台頭する化粧品事情をお話します。
化粧品のOEMも実はやってます!成功事例を知りたい方はコチラ→http://www.order.vi-gene.co.jp/ecshop/