「クリーンビューティー」という考え方
昨年あたりから、美容業界のトレンドとして注目されてきた「クリーンビューティー」というワードをご存じでしょうか?
なんとなく肌や環境に優しそうなイメージはあるけれど、はっきりとは分からないという人も多いはずです。
「クリーンビューティー」の発祥元はアメリカで、2020年あたりから美容感度の高いインフルエンサーを中心に世界中に拡散されてきました。そして、2021年頃に日本市場でも拡がり、世の中のサスティナブルな意思活動とも重なって、その認知も拡がったと思います。
「クリーンビューティ」という言葉には、実は明確な定義がないらしくて、とても広い意味で使われています。
有害な成分の排除、環境負荷が少ないパッケージの採用、原料を生産する地域のサポート、動物実験をしないことなどが意味合いとしては含んでいるようですが、オーガニックやビオ、ヴィーガンというのとは異なります。
ざっくり要約するなら『人と環境に優しいコスメ』と覚えてもらうと全体を理解しやすいのではないでしょうか。
日本でもつい最近まで、美容と社会課題は切り離して考えられることが多かったのですが、あらゆる業界がSDGsの達成を目指すなか、コスメをはじめとした美容業界も持続可能な方向に舵を切っています。
「クリーンビューティ」という言葉自体がトレンドのようになっている側面もありますが、とてもポジティブな動きなので、流行りに乗る感覚でサロンでも取り入れてみてはどうでしょうか。